(プロフィール) 東京バンカーズトラスト代表取締役 油そば神保町FC店運営
1958年新潟県生まれ。中学から陸上(走り幅跳び)に没頭、高校時代は全国ランキング1位の記録達成・・・しかしインターハイでまさかの予選落ち、大学時代も怪我に泣く。東海銀行(現三菱東京UFJ銀行)へ入行、営業・貸出審査など様々な業務を経験し2度の銀行合併を体験。42歳の時、重度の糖尿病となり緊急入院するも、運良く復帰し、その後副支店長、支店長などを歴任。52歳で㈱INAX(現LIXIL)へ転籍、’13年9月退職と同時に㈱東京バンカーズトラストを設立し、油そば(東京油組総本店FC1号店)を神保町に出店。ほか中小企業向けコンサルタント業、推理小説作家の3足のわらじで奮闘中。夢は江戸川乱歩賞受賞(笑。
●幼少~就職ー
陸上(走り幅跳び)で全国高校ランキング1位へ。
まさかのインターハイ予選敗退で、オリンピックの夢は幻に。
1958年新潟県生まれ(すぐに品川区へ)。
中学でたまたま入部した陸上で、「
大学は慶應義塾大学法学部に進学、体育
就職はOBからの誘いもあり東海銀行(→UFJ銀行→
●サラリーマン時代のエピソードー
大病がキッカケで推理小説を書き始め処女作を出版!!
銀行からINAXへ転籍、65歳までの雇用は約束されていたが・・・。
'98年42歳の時、突然体調が悪くなり、検査を受けたところ「重度の糖尿病」と診断され緊急入院となりました。ちょうど経営職階直前のポジションであったため、昇格を断念せざるを得ず、将来に大きな不安を感じ、一旦はサラリーマン人生の終焉を覚悟しました。その時なぜかS・S・ヴァン・ダイン(病床から復帰して推理小説家として大成功した米国作家)のことが突如閃き、ベッドの上で小説を書き始めたのです。幸い、2週間で退院となり何とか仕事に復帰できたものの、小説はその後も仕事の合間に少しづつ書き続けて、'07年に「ノクターン(中島礼心著/文芸社)」出版までこぎつけました。2作目も完成し現在募集文学賞に応募中。現在は3作目を執筆中で、推理小説で江戸川乱歩賞を獲るのが夢です(笑。将来の老後の趣味、生きがいとして大きなウェイトを占めているので、今後ものんびり自然体でコツコツ書き続けていく予定です。
銀行では、2度の合併があったものの支店長を歴任し、'07年に新設のリテール・コンプライアンス部へ異動となり、エリア内店舗の内部管理体制臨店指導に約3年携わりました。そして'10年52歳で、㈱INAXへ業務出向の後、転籍(銀行退職)となりました。業務内容は取引先の与信管理統括や社員教育でしたので、過去の業務経験からすると負荷の少ない毎日でした。こちらでも経営統合でLIXILとなりましたが、65歳までの雇用は約束されていました。
この頃、年金制度のひずみに端を発した高齢者雇用安定法の施行により、結果として、多くの新卒者の就職がますます困難になっている状況を目の当たりにし、チャンスがあれば、我々世代が積極的に自立(独立起業)するような努力をすべきではないか、と言うぼんやりとした考えを持っていました。もとより気力・体力はまだ充実しておりますし、また若干ではありますが資金力もあります。但し、きちんとした事業計画もなく闇雲に起業しても上手くいかないことは、私の約30年に及ぶ銀行員生活で十分理解していましたし、起業に当たってはそのリスクを十分に認識しなければならないことも承知していました。
●起業のキッカケ、決断の瞬間、退職・起業ー
独立起業への大きな刺激をくれたのはFacebook三田会の後輩たち。
初めての人生の決断!!その瞬間から活動のスピードが倍増した。
独立起業へのぼんやりとした思いや、やりたいこと(中小企業向けコンサルタント)もあったのですが、55歳の年齢、それらがまがりなりにも家庭を持つ身としては経済的な基盤をいかに確立して行くかということが大きな課題でした。これがネックとなって具体的な第1歩が踏み出せないでいました。そんな折、大学のフェイスブック交流会に参加した時に大きなショックを受けたのです。在学中や脱サラして起業している後輩が多いこと、またその意識の高さに驚愕しました。私自身の人生を顧みると「寄らば大樹の陰」でしたので、さしたる問題意識も持たず社会に出たことが、恥ずかしくさえ感じられ、起業への大きな発奮刺激剤となったのです。
こうした状況にあって、かつて銀行時代に知己を得た飲食店グループのオーナーから、十分なバックアップをするのでFC1号店を引き受けて貰えないか、というオファーを受けました。すぐさま準備を始め物件探しで約半年を要し、ようやく神保町の手頃な物件に目星をつけた時が、私にとっての独立起業・決断の瞬間でした。翌日には会社に辞意を表明し、㈱東京バンカーズトラストを設立、そして晴れて退職と同時に「油そば(FC第1号店、神保町交差点スグ)」をOPENしたのです。我が人生において、初めての決断と呼べるものだったと思います。
●起業後のエピソードー
「油そば」という名前からは想像できないヘルシー志向!!
経営的には安定しているものの、現場では想定外のことも・・・。
●これからの夢・目標ー
日銭商売で収入は確保、コンサルタント業に注力へ。
推理小説執筆で江戸川乱歩賞を狙う夢も挑戦し続けます!!
飲食店経営(油そば)は、経営推移を見ながら今後数店を展開してみたいと思います。物件と立地の条件次第なので、良好物件情報は引き続き収集しております。同時に中小企業向けの経営コンサルタントとしての飲食店のフランチャイズ化支援、更に同年代の方々を対象とした独立開業支援の展開も視野に入れています。
そしてもうひとつの挑戦が「推理小説家」で、夢は「江戸川乱歩賞(賞金1000万円)」の受賞です。体調が良く頭が冴えている時は、トリックのネタが閃くのです。もともと「十八史略」など歴史書が好きなこともあり、この本の4千人を超える登場人物は、人材タイプの宝庫でキャラクター設定には事欠きません。ミステリートリックの閃きと共にTPOや人物設定、人間関係がイメージとして浮かんではニヤニヤしながらネタ帳に書き込んでいます(笑。
また最近では考古学にも嵌ってきています。特に弥生後期から古墳時代の変遷(初期大和王権から大和朝廷成立)に関心を持っており、奈良県桜井市の箸墓古墳周辺、橿原考古学研究所に度々足を運んでいます。将来は、この分野でも研究成果を発表したいと思っています。
現在55歳、糖尿病を抱えつつも食事制限・飲酒制限はない状況ですので、まだ先の長いセカンドライフを夫婦で楽しみたいと考えています。最後に、まだ「油そば」を食べたことのない方は、ぜひ一度この機会にご賞味いただきたいと思います(笑。
●中島実さんの座右の銘
「兵は拙速を聞くも、未だ巧久を見ず」
拙速に行動しても成功することがある一方、行動せざる者は成功しない。
(中島流解釈)
「準備万端整えて」といえば聞こえは良いですが、私の社会人としての経験からすれば、それを言い訳にして行動しない、一歩踏み出さない人がほとんどです。もちろん私を含めてです。
○尊敬する人:福沢諭吉、孫子
○最近感動した映画:刑事コロンボ「別れのワイン」
○趣味:読書と執筆、考古学、シガー・ワイン・ウィスキー等嗜好品の研究
▼油そば 東京油組総本店HP
http://www.tokyo-aburasoba.com/
▼東京油組総本店 神保町組(食べログ)
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13160387/
▼中島実Facebook個人ページ
https://www.facebook.com/takashimamystery
▼宜しければフェイスブックページに「いいね!」をお願いいたします!!